雨が降ったりやんだりな一日でした。
帰り道いつものオニギリを食べ終えて246を越えた所でベビーカーから降りたがりました。
家までまだ1/10の場所、ここでベビーカーから降りられると1時間では着きません。
立たせると大人しく乗るので、立たせました。
もちろんスピードは落ちるけど歩かれるよりはマシです。
少し坂道になっていた所で急にすごい雨が降ってきました。
ビルの谷間なので風もすごく、傘をさすもすぐにおちょこ。
ラオン君が風と雨で大興奮。
大きなベビーカーなのでラオン君が座ると上から覗き込まないと見えません。
抱っこをしようと思ってエルゴを装着するのに屋根のある場所に行こうと、焦って方向転換してしまいました。
頭が見えなかったので立っているとは思わず、焦っていたのもあり立っていたのを忘れていました。
かなり後で思い出しましたが、道ゆくサラリーマンが指を指して教えてくれました。
そう、落ちたコトすら気づかない程でした。。。最悪です。
私が見た時にはコンクリートの地面にうつ伏せになり、血塗れになり大泣きしているラオン君でした。
多分、雨と風をよけるのに、ちょっと前かがみになっていただけだったみたいでした。
池尻大橋だったのですぐに渋谷の職場にいるダンナさんに電話してしまいました。
終業前なのに飛んで来てくれました。
病院でダンナさんを見たラオン君、少し落ち着いていたのに思い出したかのようにパパに抱っこ〜となり大泣きしていました。
ラオン君の服も私の服も血だらけ。
こんなに小さな体から、あんなに沢山の血が出て大丈夫なんだろうかという位。
この写真をカラーで見たら、ラオン君の顔青ざめていました。。
私も雨と風で髪は乱れ、泣きそうでしたがこういう時って涙が出ないんですね。
ラオン君ごめんねごめんね、ママのせいだね、大丈夫?痛いよね?ごめんねごめんねの繰り返し。
246と高速道路の車の音、ものすごい風の音、泣き叫ぶラオン君の声にかき消されないように、ただでさえ地声大きいのに、ものすごい声で同じコトバを繰り返していました。
誰かに助けて欲しかったんだろうな。
回りの人は見ていましたが、多分私のすごい形相に声もかけれなかったんだろーなぁ。。
病院には口腔外科もなく、救急と言っても血も止まっているし、いきなり来られても的な対応。
顔面から落ちたなら脳外科の先生に診てもらうのが良いが、これから手術。
めんどくさそうにベテランの看護師が、抱っこで私の方を向いているラオン君を後ろから両手でほっぺたを抑え、首を上に向けました。
また火がついたように泣き叫ぶラオン君。
口しか切れてないですよね?と言われるも、転んだ瞬間を見ていないから、頭を打ったかもしれないし、手をついて手首や指をケガしてるかもわからない状態。
そんな対応にいつもならキレる私も、そうですかねぇ?そこしか切れてないですかね?と不安気に聞き返しました。
見ればわかるでしょ、他にどこ切れてるの?と大声で威圧し、たいしたことないんだから帰ってと言っているように聞こえました。
アゴと下唇のすぐ下を擦りむいていたので、せめて消毒してもらえませんか?と言ったらちょっと待ってとかなり長い時間待たされました。
その間にラオン君、何度も私の手を引っ張りベビーカーに乗せろと言い、乗せたら病院の廊下に向って泣きながら、バイバイバイバイ。
早くお家帰りたいねと言うと、うん。
ここで初めて涙出てきました。
抱っこしたりベビーカーに乗せたりしていてら、またベテランの看護師が来て、すごい泣き声ねぇ、いつもこんなに泣く子なの?ベビーカーに乗せてるからじゃない?抱っこしてたら?とだけいってまた中に入っていきました。
消毒だけで何でこんなに待たされるの?て位待ちました。
しばらくして少し若くて感じの良い看護師からやっと声をかけられ、脳外科の先生が手術を遅らせて診てくれるからもう少し待って下さいねといわれました。
結局、脳外科の先生に診てもらいましたが、レントゲンを撮るワケでもなく触診のみ。
落ちた瞬間泣いたようだし、その後吐いてないし、これだけ泣くってコトは大事にはなってないはず。
ただ、歯がグラついてるかもしれないから後日口腔外科に行った方が良いですよ。この位の子の場合、頭など打ってるとグッタリしたり吐いたり急変する場合があるので、2〜3時間は良く見ていて下さいね、と診察は終わりました。
結局、消毒はしてくれませんでした、
思い出すままに自分への戒めのために書き綴ってみました。
長くなったので、ここまでにしとこ。